地方的慣例品もありますが、長寿、発展、幸福、繁栄、円満などを象徴するものが多く、当地では次にあげるものをよく用います。

 品目は全体を併せて奇数にいたします。

●祝儀品
 ・熨斗(のし)
 ・末広(すえひろ)
 ・高砂(たかさご)
●服飾品
 ・留袖(とめそで)
 ・帯(おび)
 ・洋服(ようふく)
 ・指輪(ゆびわ)
 ・時計(とけい)
 ・宝飾品(ほうしょくひん)
 ・装身具(そうしんぐ)
●酒肴
 ・昆布(こんぶ)
 ・鯣(するめ)
 ・鰹節(かつおぶし)
 ・鮮魚(せんぎょ)
 ・清酒(せいしゅ)

現在では便宜上これらの品物から数点を金封に代えて贈る方が多い様です。


高砂付き9点セット

高砂付き7点セット

5点セット

5点セット(1台)

 結納品を金封に代えて贈る場合、もっとも基本的な形は、小袖料を主とし、松魚料、清酒料を添え、祝儀品である熨斗と末広を付けて5品目として贈ります。

 酒肴料は小袖料の一割以内が適当です。酒肴料を小袖料の内から割いて入れる方がありますが、小袖料と酒肴料とは性質が違いますから、全然別にして戴きたいものです。

 品物と金封の両方を贈られます場合は、7品目、9品目、11品目と増加して参ります。




 目録は品目を記録した送り状のようなものです。
 用紙は関西では奉書または杉原紙を二枚重ね、横二つ折り、縦三つ折りとしたものを用います。

 目録の上包みには水引を用いない方がよろしいと思います。書式は種々ありますが下記のものは当地で多く用いられている例です。

 氏名は親権者または本人で、現在のところまちまちですが、関西では親権者の方が多いようです。






 結納を受ける側は上記の目録に対して、御受書を差し出します。その書式は上記のとおりです。
 最近結納を納める側で受書をも用意される方がありますが、受け方で受書を書くのが当然であります。しかし、受け方の方からのご希望でご依頼があれば、便宜上書かれても結構ですが、ご署名は受け方でされる方がいいでしょう。




 結納を納めるとき、通常、家族書と親族書をお渡しします。その書式は下記のとおりです。
 関係は本人(または世帯主)から見た続柄で、なるべく先方に分かりやすく、例えば姉婿、父の兄、母の弟というようにお書きになる方がよろしいでしょう。その範囲は、ふつう本人の姉妹の嫁ぎ先、両親の兄弟程度までぐらいです。




 上記の家族書が参りましたら、受け方の方も家族書、親族書を受書と共に、お渡しいたします。万一用意がなければ後日になっても結構です。
 このほか、宗旨書、別家書などを添える方もあります。




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